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2024.07.02

オーガニックの意味とは?

近年目にするようになった「オーガニック」という言葉。

 

オーガニックと言うと「健康」「美容」のイメージを持つ方が多いと思います。

もちろんそれも正解ですが、人や場面によって違った使われ方をしています。

 

そもそも「オーガニック」の意味とは何なのでしょうか。

 

 

◆オーガニックとは

 

英語のオーガニック(Organic)を日本語に訳すと「有機の」という意味です。

オーガニックと有機はどう違うのだろうと思っている方も多いかもしれませんが

実はオーガニック=有機なのです。

 

化学肥料や合成農薬に頼らずに、水・土・太陽・生物など

自然が持つ本来の力を生かした農林水産業や加工方法のことを指します。

 

現在では「オーガニックコットン」や「オーガニックコスメ」という言葉が一般になってきたように

農法や食品以外でも日常生活のあらゆる場面でオーガニックという単語が使われています。

 

 

◆オーガニック食品のメリット

 

オーガニックの中でも目につきやすいものの一つは「食品」

なぜオーガニック食品は購入されているのでしょうか?

 

 

そのメリットは、何と言っても「健康に良い」ということです。

 

一般的な野菜の場合、農薬が使われています。

農薬というのは、いわば虫がつかないための薬です。

もちろん、身体に良いものだけではありません。

後でどれだけ洗い流しても、ゼロまで農薬を落としきることはできないでしょう。

 

その点、オーガニックは安心です。

農薬だけではなく、化学肥料や化学物質を使わないためです。

 

また、遺伝子組み換えのように人の手を加える製法は避けて、出来るだけ

水や土、空気など自然の働きをそのまま活かす農法を使っています。

そうすると、大地の栄養をじっくりため込み、栄養価が高くなりやすいです。

 

オーガニックは、私たち人間だけが健康で幸せになるのではなく

自然を含めた地球全体が幸せになるための考え方なのです。

 

 

◆オーガニックと似た言葉との違い

 

オーガニックと似て「健康」や「美容」を連想させる言葉をいくつかご紹介します。

実はこれらは厳密には違っているので、ぜひ知っておいて頂きたいです。

 

 

【有機】

「有機」と「オーガニック」は同じ意味です。

なお、「有機」は細かく分けると「農産物、加工食品、畜産物、飼料」の4種類があります。

これらは農林水産省が定めた機関が、厳正な審査基準によって認証されます。

 

【ボタニカル】

ボタニカルは「植物由来の」という意味がありますので

「植物由来の成分を使っている◎◎」となります。

ただし、化学薬品、農薬の使用・不使用は関係ありませんので

信頼できるものを選んで下さい。

 

【自然農法】

耕さず、除草せず、肥料を与えず、農薬を使用せずに作物を栽培する方法です。

明確な定義があるわけではなく、実践者によって変わります。

本来自然の中で、植物や立派に育ち、肥えた土ができ

農薬や肥料を使用出来なくても、自然の力で育ちます。

自然が持っている力を最大限に生かし、作物を栽培する方法です。

 

 

◆まとめ

「オーガニック」とは

化学的に合成された肥料及び農薬に頼るのではなく

太陽・水・土地・生物など自然の力を生かして生産された農林水産物や加工方法です。

 

つまり人にも環境にもやさしいということ。

 

オーガニックの意味や目的を知っていると

毎日の生活における選択が変わってくるのかもしれません。

 

将来の自分や大切なひと、地球環境のためにも

少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

<参照>

https://salvestrol-labo.com/feature-01/

https://www.rawfood-lohas.com/tidbit/org.shtml

https://oco45.net/yuukijas/

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